ミニクーパーでGO

ミニクーパー、一度乗ってみたかった~。思い切って中古で買っちゃた。車のこと詳しくないし、初めての外車で故障しやすいのかなと不安もあったけどそれよりも楽しみでいっぱい。さぁ、MINIででかけよう!!!

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車の天井内張りが垂れ剥がれてきた!デーラー?業者?自分で?どのように修理する?

      2020/01/19

ある日、チラッとルームミラーを見るといつもより視野が狭く感じました。

ん!?これは、、、

 

 

振り返ってみると、、、

 

輸入車にとても多い天井内張りの垂れ(剥がれ)です。

 

僕の愛車は中古で購入した2005年式のBMWミニクーパーです。

フォルクスワーゲンのビートルやゴルフ、アウディなどの欧州車に天井内張りの垂れ、剥がれが非常に多いと聞きます。

僕のミニクーパーは2005年式ですが、年数のわりに今まで何も問題なかったんですが、、、、

今年は環境の変化もあって今まで屋根つきのガレージに駐車していたのが、青空駐車になってしまったのも影響したのかな。

ついに天井内張りが垂れて剥がれてきてしまいました。

夏場の暑~い時期にトランクのある後方部分に天井内張りの垂れ剥がれを見つけ、その後2~3週間ほどであっという間に全体に広がってしまったという状態。

実際の画像がこちら
↓↓↓

 

ということで、愛車の天井内張りが垂れ剥がれしてしまった時の対処法についてお話していきます。

 

 

1.ディーラーに修理を依頼

僕の乗っているミニクーパーの場合

天井張り替えの修理は行っておらず、ルーフライニング(天井)丸ごと交換とのこと。

費用はおおよそ10万円くらいからのようです。

各メーカー対応が異なりますので直接ディーラーにお問い合わせください。

 

2.業者に修理を依頼

ネットで調べると全国各地に天井内張りの張り替えをしてくれる業者あります。

修理費用もさまざまですが、安いところで35000円と言うところもありました。

ミニクーパーの場合ですとだいたい5万円くらいからといったところでしょうか。

注意するところは天井内張り張り替え費用天井取り外し、取り付け費用が別勘定とされる業者もあるそうなので見積時にしっかりと確認しておきたいところです。

生地を選べたりもするので、ガラッと内装の雰囲気も変わっていいですね。

 

3.自分で修理する

修理費用を安く抑えるにはやはり自分でやるに限ります。

金額的には新しく張り替える生地にもよりますが、おおよそ1万円~といった感じでしょうか。

作業時間的には器用、不器用ありますが日中まるまる1日かかる作業と思ったほうが良いです。

 

まずは簡単に天井の内張り張り替え作業手順準備するもの、あると良いものです。

 

①天井の取り外し
②古い生地、ウレタン、接着剤をはがす
③接着剤を塗布
④天井生地を張る
⑤天井を車体へ取り付ける

 

準備するもの、あると良いもの
・新しい生地
・接着剤(スプレーのり)
・溶解剤、脱脂洗浄剤
・ドライバーなどの工具
・ブラシ
・ハケ
・ローラー
・カッター、ハサミ
・定規

 

と言葉にして作業手順をまとめると簡単なようですが、、、

いずれの作業も素人にはなかなか大変な作業となります。

車種によって違いはありますが各作業の詳細、ポイントを書いていきます。

 

①天井の取り外し

まず最初の作業はルーフライニング(天井)の取り外しです。

天井に装着されているパーツをすべて外します。

サンバイザー、ルームランプ、ルームミラー、グリップ、ピラーカバーなどなど外します。

外観でネジが見えているパーツは良いのですが、最近の車は内装をスッキリ美しくしているのでネジが見えていないパーツも多くあります。

このようなパーツをどのように外すのか試行錯誤すると思います。

パーツの取り外しが終わったら天井を取り外し車外に取り出します。

ミニクーパーの場合ハッチバックから取り出しできるようです。

車種によってはシートやピラーの取り外しをしないと取り出せないものもあるようです。

事前に調べてから作業を行ってください。

※天井エアバック搭載車はあらかじめ誤作動防止のためバッテリーのマイナス端子は外して作業してください。

 

②古い生地、ウレタン、接着剤をはがす

続いて取り外した天井に付いている古い生地、下地のウレタン、接着剤をキレイにはがしていきます。

古い生地をはがすとボロボロになったウレタン生地、接着剤を目にすると思います。

天井張り替え作業においてこのボロボロになったウレタン、接着剤をどれだけキレイにはがせるかが最大のポイントで時間もかかる作業となります。

完全に古いウレタン、接着剤を除去することで次に天井に接着する生地の定着と耐久性の向上につながります。

ヘラやブラシを使ってキレイにウレタン、接着剤をはがしアセトン(脱脂洗浄剤)などで仕上げします。

アセトンなどの洗浄剤を使った場合はしっかり乾燥させることを忘れないでください。

③接着剤を塗布

続いて天井の土台と生地の接着になります。

天井の土台、張り替え用の生地ともに接着剤を塗布します。

接着剤はムラが出にくいスプレータイプのものがおすすめです。

また夏場の車内は高温になるため接着剤はより耐熱のものを選ぶのがポイントです。

天井の土台、張り替え用生地の接着面の両面に接着剤を塗布するので接着剤は多めに用意しておきましょう。

 

④天井生地を張る

生地を張り付ける作業は1人での作業が難しくなってくるので、お手伝いの方がいるとより早くキレイにできます。

いきなり全体を張ろうとせずにまず中心位置を決め中心位置を接着します。

中心位置から半面を張り半面張り終わったら残りの半面を張っていくとうまくいきます。

お手伝いの方がいる場合、張り付ける生地を少し引っ張り気味にピンっと張った状態を保ってもらいましょう。

天井土台の表面が張り終えたら天井土台の裏側に折り返せる2cm程度の余白を残して生地をカットします。

余白部分も同様に接着していきます。

①天井の取り外し時に外したパーツ部分が取り付けできるように余分な生地をカットします。

この際も天井土台裏に折り返しの余白を残せるようであれば余白を残しカットし折り返して裏面も接着していきます。

仕上げにキレイな軍手やローラーなどを使って接着面を圧着していきます。

特に凹凸がある部分は念入りに行いましょう。

すべての接着が終わったら十分に乾燥させます。

 

⑤天井を車体へ取り付ける

天井土台と新しい生地の接着が終わったら①天井の取り外しで行った手順と逆の手順で天井を車体に取り付けていきます。

天井を車体に取り付け取り外したパーツをすべて取り付けていきます。

 

といった作業になります。

素人にはほんと大変な作業になるかと思いますが、とってもやりがいのある作業です。

 

 

そしてここまで触れてきませんでしたが、天井の張り替え作業で最も重要なことがあります。

 

それが、、、

 

生地選びです!!!

 

「生地なんて100均や手芸店で自分の好きな柄で安いものでいいじゃん」

と思われるかもしれませんが、これではダメなんです!!!

というのも自動車の内装には日本自動車車体工(JABIA)から登録番号が与えられた難燃基準に適合した素材を使わなければ車検に通らないからです。

自動車の内装をカスタマイズした場合には車検の際に難燃証明書の提出を求められることがあります。

生地を選ぶ際は必ず難燃証明書が発行可能かを確認して購入してください。
難燃証明書付き天井生地販売サイトはこちら

 4.最も簡単に安く対処するには、、、

これまでディーラー、業者、自分でやると紹介してきましたがいづれも費用、労力がかかります!

そこで天井内張りが垂れ剥がれてきた時にもっとも安く簡単な対処法、

それは、、、

 

待ち針(虫ピン)で対処するです!!!

 

待ち針(虫ピン)は100均で購入できますので、費用としては100円です。

作業時間もおおよそ15分もあれば作業できます。

待ち針を刺す間隔を合わせるのに定規かメジャーを使って作業するのをおすすめします。

 

実際に100均で待ち針を購入し天井内張りの垂れ剥がれに対処してみました。

100均で購入した待ち針はこちら。

僕のミニクーパーが赤色ベースの天井が白色なのでこれが良いかなと思って選びました。

針の長さは3cmのものです。

車の天井鉄板部分と内張りまでの隙間がそれなりにあるので、針の長さ3cmくらいあっても垂直に刺さります。(場所によっては刺さらないところもあります)

待ち針の頭の部分が気になる方は虫ピンを選んだほうが目立たなくてよいと思います。

 

では早速、天井内張り垂れ剥がれを待ち針で対処してみたBEFORE、AFTERから見てください。


 

いかかでしょうか?

待ち針だけで簡単に格安でそれなりにキレイになりました。

 

天井内張り垂れ剥がれを待ち針で対処するときのポイント
①待ち針を垂直に刺すのではなく斜めに刺すこと
②定規、メジャーを使って等間隔にすること
③しっかりしわを伸ばすこと

 

①待ち針を垂直に刺すのではなく斜めに刺すこと

待ち針はできるだけ斜めに刺していきましょう。

斜めにさすことで抜けにくくなります。

ルームランプ付近など場所によっては刺さりにくいところもありますので、そこは少しずらして刺していきましょう。

 

②定規、メジャーを使って等間隔にすること

針を刺す箇所はできるだけ等間隔にすることで、見た目がキレイに仕上がります。

天井の外寸をまず計りおおよその列、行を決め針を刺す本数を決めておきましょう。

天井を5列×7行に合計36本の待ち針を刺しました。(ルームミラーの前後は1本づつ刺しています)

僕のミニクーパーの場合はおおよそ20cm間隔で刺していきました。

 

 

③しっかりしわを伸ばすこと

こちらも仕上がりに大きく影響してきます。

長めの定規などを使い内張のたるみ、しわがでないようにしっかり生地を伸ばして作業します。

流れとして中央から左右、前方から後方に向かって作業していくのが良いと思います。

まずはルームミラーのある中央の位置をはじめに決めて刺しそこから等間隔になるように左右に刺していきます。

そして前方から後方へと刺していきましょう。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

天井内張の垂れ剥がれを待ち針で対処してみました。

その後、数か月経っても待ち針は外れたりすることなく簡単に安く対処できたと思います。

 

あくまでも暫定対応ということを理解したうえで天井の垂れ剥がれが気になっている方はこちらの方法を試してみてはいかがでしょうか。

お子様をお持ちの方、同乗者が多いという方には針が外れた際の危険も伴うのでおすすめはできません。

またこちらの対処しようとお考えの方はご自身の判断で針を刺した本数を把握し定期的に確認することをおすすめします。

 

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