カタログ燃費11.6km/ℓって本当?初期型ミニクーパーの燃費は?
2016/07/26
ハイブリット車の影響で車を購入する際に気になるポイントのひとつにもなるのが燃費です。特に最近は燃費改ざんのニュースも話題になったばかりですしね。
ではでは、初期型ミニクーパー(第1世代2001~2007年1月)の実走行の燃費はどのくらいなんでしょうか?
まずカタログ燃費は下記の通り(10.15モード)
グレード | ミニONE | ミニクーパー | クーパーS |
最大出力 | 90ps | 116ps | 170ps |
最大トルク | 140Nm | 149Nm | 220Nm |
燃費 (10.15モード) |
MT 14.0Km/L AT 11.8Km/L |
MT 13.4Km/L AT 11.6Km/L |
MT 12.0Km/L AT 12.0Km/L |
となっております。
カタログ燃費はね…。
ここでちょっと知っておこう。
燃費の10.15モードとJC08モードとは
カタログ燃費の基準は国が決めた試験方法で行い、その結果を国が審査して決まります。
各自動車メーカー公平に試験を行うため一定の条件下で燃費のテストを行います。
燃費試験は試験室内で車を固定し、ドライバーが運転するとタイヤ下のローラーが回転することで燃費計測されます。
10.15モードとは
「10モード」と「15モード」のふたつの走行パターンで燃費計測することを言います。
「10モード」は市街地パターンで東京都内の幹線道路の平均的な走行を想定して行う試験
「15モード」は高速パターンで高速走行や渋滞などを想定して行う試験
このような試験方法でエンジンも温まった状態で、急発進、急加速などエンジンの負荷があまりかからない状態で計測されるため10.15モードでは実走行とは大きく違った環境で燃費計測が行われます。
このため日本の全車平均で実走行の燃費はカタログ燃費(10.15モード)より平均3割程度低くなると言われています。
このためカタログ燃費(10.15モード)と実走行で「燃費が全然違うじゃん~!!!」ということが起こってきます。
この燃費のムラを改善するため2011年4月からJC08モードという試験方法に変更されました。CMとかでもJC08モードという言葉よく登場するので聞いたことはあるという方も多いかな。
JC08モードとは
実走行の燃費により近づけるために改定された試験で燃費計測を行います。
具体的にはエンジンが冷えた状態からの試験、平均速度の引き上げ、最高速度の引き上げ、測定時間の延長などより実走行に近い内容で計測されるようになりました。
これにより実走行の燃費はカタログ燃費(JC08モード)と比べて平均2割程度低くなると言われています。
10.15モードとJC08モードの簡単な計測内容の違いはこんな感じ。
10.15モード | JC08モード | |
平均速度 | 22.7km/h | 24.4km/h |
最高速度 | およそ70km/h | 81.6km/h |
測定時間 | 660秒 | 1204秒 |
走行距離 | 4.165km | 8.172km |
ということで、カタログ燃費の10.15モードとJC08モードの違いとカタログ燃費と実走行の燃費に違いがでるということが分かったところで本題…。
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初期型ミニクーパー(第1世代2001~2007年1月)の場合の実走行燃費はどうなのか???
僕のミニクーパーの日常の乗り方としては
- 通勤・通学で片道20分程度を平日に乗る
- 土日のなどの休日に少し距離(50km前後)のある運転
- 高速は月に1回使うか使わないか
- エアコンはあまり使わない
- ガソリンは満タン入れずに、1回の給油は15から30ℓくらい
- 一人で乗っていることが多い
- ガソリンはハイオク入れてます
- ガソリン空になるギリギリくらいまで乗ってます
と、こんな感じで乗っています。(一般的と言えば一般的)
で、5月23日から7月22日までの2か月の燃費を計測してみました。
※と言っても車の運転の仕方、季節、環境(都心、田舎)など乗る方それぞれに違いはでるので参考までに僕のミニコロちゃんの場合です。
月日 | 給油量 | 金額(¥/ℓ) | メーター距離 (給油後) |
走行距離 (給油間) |
5月23日 | 25.60ℓ | 3000円(117円) | 84609km | |
5月29日 | 17.09ℓ | 2000円(117円) | 84854km | 245km |
6月5日 | 24.79ℓ | 3000円(121円) | 85010km | 156km |
6月15日 | 24.19ℓ | 3000円(124円) | 85232km | 222km |
6月25日 | 15.87ℓ | 2000円(126円) | 85481km | 249km |
7月2日 | 24.00ℓ | 3000円(125円) | 85635km | 154km |
7月5日 | 16.00ℓ | 2000円(125円) | 85839km | 204km |
7月14日 | 16.26ℓ | 2000円(123円) | 85978km | 139km |
7月22日 | 24.59ℓ | 3000円(122円) | 86169km | 191km |
合計 | 188.39ℓ | 23000円(122円) | 1560km |
ということで、1560km ÷ (188.39-24.59ℓ) ≒ 9.52km/ℓ
結果、
僕の中古ミニクーパー初期型(第1世代 R50)2005年式の燃費は
カタログ燃費 AT車 11.6 km/L(10.15モード)
実走行燃費 9.52km/L
カタログ燃費のおよそ18%ダウンという結果になりました。
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まだ夏前でエアコンもほぼ使わず、燃費がすこしでも上がるように満タンに入れないなどの工夫はしているのでまずまずの燃費でないでしょうか。
第1世代のミニクーパーとしては燃費が9~10km/Lであればコンディションとしては上々と言われています。
初期型(第1世代)ミニクーパーの場合、ウインカーについているボタンを押すと、ハンドル前にあるタコメーター(エンジン回転数)のデジタル表示画面に「時速」、「走行可能距離(ガソリン残量)」、「気温」、「燃費」、「平均速度」の表示切替機能があります。
ミニクーパーは外車ではあるものの驚くほど燃費悪いってこともないので、それほど燃費を気にする車ではないですね。
ミニクーパーも第2世代、第3世代とモデルチェンジするたびに劇的に性能、燃費、信頼性あがっています。
一度は乗ってみたいって思う方も多いんじゃないでしょうか?
燃費も気になるところですけど、やっぱりミニクーパーのデザイン性とゴーカートフィーリングと言われる走りは最高です!!!
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